住宅ローンに保証料は必要なの?その理由を解説します!

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住宅ローン相談

この記事は約 8 分で読めます。

こんにちは、桐生(きりゅう)です。

住宅ローンを利用する際には、多くの場合「保証料」が必要と言われますよね。

では、この「保証料」って何だか知っていますか?

一言で言うと、保証料は住宅ローンの借り手が返済不能となった場合、銀行が債務を引き受けるためのお金です。住宅ローンの金額によって保証料の額も異なりますが、多くの場合は数十万円から数百万円程度が必要となります。

この記事では、住宅ローンと保証料について詳しく解説し、必要性についても考えてみます。

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前提としての住宅ローン

保証料の前に、住宅ローンについて簡単に解説しましょう。

住宅ローンは、住宅を購入するために必要な資金を融資してもらうための借り入れです。

銀行や信用金庫などの金融機関が借り手に対して必要な金額を貸し付け、借り手は定期的に返済していくことになります。住宅ローンの金利は、金融機関によって異なりますが、一般的には変動金利と固定金利があります。変動金利は、市場金利に応じて金利が変動するため、返済額も変動します。一方、固定金利は金利が変動しないため、返済額も一定になります。

よく「どちらが良いか」議論が起こりますが、どちらも一長一短です。
それぞれの特徴をちゃんと理解した上で、自分に合った金利を選ぶことが大切です。

保証料って何だ?

では本題の保証料について解説しましょう。

保証料は住宅ローンを利用する際に必要な保証金で、借り手が返済不能となった場合、銀行が債務を引き受けるために必要なお金です。
保証料の額は、住宅ローンの借り入れ金額によって異なります。一般的には、住宅ローンの借り入れ金額が大きいほど、保証料も高くなります。

保証料の支払い方法には、一括払いと分割払いがあります。
一括払いの場合は、住宅ローンの借り入れ時にまとめて支払い、分割払いの場合は、毎月の返済額に含めることができます。

どちらが良いかと聞かれたら、私は「一括払い」を断然おすすめします。

その理由は、その方が結果的に保証料が安くなるから。

保証料を分割払いにすると、毎月のローンに0.1~0.3%程金利が上乗せされる形がほとんどです。

仮に、借入額3,000万円を1%の固定金利で35年ローンを組んだとしましょう。

保証料率を0.2%とした場合、一括払いの場合は63万円となります。
細かい計算は省きますが、毎月の返済額は84,685円と計算され、支払総額は35,567,804 円でした。

分割払いの場合は、この0.2%を金利に上乗せするので、ぱっと考えるとトータルでは変わらないような気がしますよね。
ところが計算してみると、ビックリしますよ!
毎月の返済額は87,510円と計算され、毎月約3,000円ほどの負担増です。
支払総額は36,754,301円で、なんと約120万円も違いが出ることが分かりました!

ほぼ2倍ですね。

もちろん、一時的な負担があるので、必ず一括で!とは言えませんが、この金額差を見るとやっぱり一括払いをおすすめしますね。

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余談ですが、一括払いを選択した場合、住宅ローンの繰り上げ返済をした場合に一部の保証料が返金されます。

保証料は本当に必要か?

保証料の必要性について考えると、住宅ローンは返済期間が長いという事をまず考えなければなりません。
そのため、怪我や病気、転職などによる収入の減少など、返済不能となるリスクが高いということが挙げられます。

また、住宅ローンは大きな借り入れであるため、返済不能となった場合に銀行が債務を引き受けるためには十分な保証が必要です。保証料を支払うことで、銀行は借り手の返済不能に備えてリスクを軽減することができる。
そして、我々としては銀行からお金を借りやすくなっているという面があることを忘れてはいけません。

これまで見てきた通り、保証料の額については、住宅ローンの金額によって異なるため、借り手にとっては負担となることがあります。
ただし、保証料を支払うことで、返済不能となった場合に銀行が債務を引き受けるため、その後の借り手の生活に大きな影響を与えることがなくなります。

保証料は借り手自身のためにも、銀行のためにも必要なものであり、融資を受けるためには必要不可欠な費用と言えます。

個人的には、この保証料があることによって、気持ちがとても楽になりました。
どうしても賃貸だと、もし自分に何かあったら家賃が払えない、家族が住む場所がなくなる可能性がある、という心配はありました。
しかし、家を買い、保証があるという事で、「もし万が一自分に何があっても家族の住む家は確保できている」と思えるので、

この保証は借入先にとっての保証であるとともに、家を買う側にとっても保証になっているんですね。

最後に

まとめると、住宅ローンを利用する際には保証料が必要であり、借り手が返済不能となった場合に銀行が債務を引き受けるために必要です。保証料の額は住宅ローンの金額によって異なりますが、借り手自身のためにも、銀行のためにも必要なものであり、融資を受けるためには必要不可欠な費用と言えます。支払方法としては、一括払いと分割払いがあり、借り手の都合に合わせて選択することができます。ただし、支払い方法を選択する際には金利の変動にも注意が必要です

住宅ローンは、多くの人にとって大きな負担となるものですが、保証料を支払うことで、返済不能に陥った場合に銀行が債務を引き受けるためのリスクを軽減することができます。保証料を支払うことで、借り手自身のためにも、銀行のためにも、長期にわたる住宅ローン返済を安心して行うことができます。

また、保証料以外にも、住宅ローンには様々な費用がかかるため、返済計画を立てる際には注意が必要です。例えば、銀行によっては融資審査のために必要な手数料や、抵当権設定に伴う登録費用、保険料などがかかることがあります。これらの費用を見落とさずに計画に取り入れることが、無理のない返済計画を立てるためには必要なことです。

最近では、住宅ローンには金利が低いものが増えており、返済計画に合った借り方をすることで、将来の家計の安定につながることが期待されています。しかし、借りる前にはしっかりと計画を立て、費用やリスクを把握した上で借り入れをすることが大切です。住宅ローンは一生に一度の大きな買い物であるため、慎重に選択することが大切です。

 

あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。