住宅ローンに必須の火災保険、いつまでに申し込めばいいの?加入はいつから?

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火災保険の選び方

この記事は約 13 分で読めます。

こんにちは、桐生(きりゅう)です。

 

家を買う時に住宅ローンを利用する場合、
火災保険には必ず加入しなければいけません。

 

正確には、
強制や義務ではありませんが、
住宅ローンを組む時に、
融資条件の一つとして加入が必須の場合がほとんどだと思います。

 

加入が必須ではないとしても、
昨今の自然災害や、万が一の事態に備えて、
火災保険への加入はすべきだと私は考えています。

 

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住宅ローンを利用する場合、火災保険はいつまでに申し込むべき?

 

住宅ローンを利用するということは、当然ながら金融機関からお金を借ります。
その借りたお金をしばらく手元にもっておく。
という事はほとんどありません。

 
 

多くの場合はこうです。

 

住宅ローンを借りる金融機関に仲介業者と一緒に行きます。
そこで、金融機関がその日の朝一でお金をあなたの口座に入れおいてくれます。
確認したらその場で売主へお金を振り込む手続きを行います。
売主へお金を振り込んだ手続きが完了した瞬間に、家の引き渡しとなります。

 

 

では、
火災保険はいつまでに申し込みが必要なのでしょうか?
保障の開始は具体的にいつからにすべきでしょうか?
何年分を申し込みするのが良いのでしょうか?

 

今回は、これらの疑問にお答えします。

 

 

 

火災保険はいつまでに申し込みが必要?

 

通常、火災保険の申し込みには、

補償開始の3週間前までに申し込みをする必要があります。

 

ただし、申し込みの前に
必ず自分にあった火災保険は何かを検討してください。

 

火災保険の詳しい補償内容は別記事でご説明しますが、
契約する保険会社と補償内容によって、
火災保険料は数十万円以上の差になります。

 

住宅ローンの本審査が通ったら、
金融機関から提携の火災保険の紹介があります。

 

多くの場合、
住宅ローン提携の火災保険は団体割引があるので、
個人で契約するよりは安くなります。

 

紹介された火災保険がご自身に合ったものであれば、
それでも良いでしょう。

 

 

しかし、
必ずしもそうでなかったり、
どれが良いか悪いかが分からないようであれば、
他社との比較をしてください。

 

見積もり依頼をして、実際に見積もりが届くまでに1週間前後。
比較検討をするのに、2~3週間かかる事を考えると、

 

火災保険の検討から保障開始までに、
1ヶ月半~2ヶ月
の時間があった方が良いといえます。

 

家が未完成で時間のある方は
時間があると思い油断しないように、
してください。
引き渡し前は検討事項が多くて、
意外とバタバタします。

 

実際に私は、
ローンの審査終了後から家の引き渡しまでは、
3ヶ月ほど時間があったのですが、
それでも最後はもっと時間があればと思った程です。
完成済み物件の方で引き渡し日が決まっている人は、
時間との勝負です。
可能であれば、住宅ローンが通る前から検討を始め、
ある程度、補償内容の選び方や保険会社の選定をして、
住宅ローンの審査終了後すぐ動けるようにしておいた方が良いです。

 

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火災保険の保障の開始はいつからにする?

 

これは、
引き渡しの日の0時から
にしてください。

 

冒頭でご説明した通りの流れで家の引き渡しは行われます。
この金融機関での手続きは午前中である事が多いです。
その理由は、その日の午後に司法書士さんなどが所有権移転登記を行うからだそうです。

 

なので正確には、
引き渡しの手続きが終わり、
所有権移転の登記が終わった時点で、
買った家はあなたの所有権になります。

 

しかし、
実際問題として、
引き渡しの日に何かあっても、
売り主の方で対応というのは難しい可能性があります。

 

あくまでも「可能性」なので交渉次第ではありますし、
もちろん何もないのが一番なのですが、
せっかく買った新居で、
入居前からトラブルになってしまうのも問題なので、
安全策を取ったほうが良いという考え方です。

 

 

私も、
引き渡し日のお昼か翌日位で良いかな
と最初は考えていました。
しかし、申込み時に保険会社の人とも相談し、
「何かあってからでは遅いし、何かあった時の為の保険だから」
と言われ、
引き渡し日当日の0時からにしました。

 

結果だけ見れば、
特に何も起こりませんでしたし、
2019年6月時点でも何も起こっていないので、
いつを火災保険の開始日にしても、何も変わりません。

 

安心を買った。
それだけですし、
保険とはそういうものという事ですね。

 

 

 

火災保険の保険期間は長期?短期?

 

火災保険は長期契約が割引が効いてお得です。

 

2015年9月までは最長35年という超長期の契約が出来たのですが、
2015年10月以降は契約期間は最長で10年となりました。

 

それでは、契約年数によって、
どれ位割引されるのか一例を見てみましょう。

 

契約年数:割引率
1年  :00.00%
2年  :07.52%
3年  :10.03%
4年  :12.52%
5年  :14.03%
6年  :15.02%
7年  :15.74%
8年  :16.27%
9年  :17.25%
10年 :18.02%

 

おおよそこのような割引率になるようです。
あくまでも一例ですので、
実際の割引率は各保険会社にご自身で確認して下さい。

 

仮に1年間の保険料が30,000円だとした場合、

 

3年契約 90,000円 ⇒ 80,973円(年間3,009円お得)
5年契約 150,000円 ⇒ 128,955円(年間4,209円お得)
10年契約 300,000円 ⇒ 245,940円(年間5,406円お得)

 

となり
なので、
10年で契約するのが一番オススメです。

 

しかし、問題が2つあります。

 

  1. 一時的に必要になる金額が大きい
  2. 地震保険を付帯する場合、期間が分かれる

 

 

一つずつ見てみましょう。

 

①一時的に必要になる金額が大きい

 

基本的に火災保険の保険料は、
加入時に期間分を一括で支払います。

 

先程の例で言うと、
1年契約ならば、3万円を用意するだけで良いところ、
10年契約だと、24万円以上お金を用意する必要があります。

10年間の総額としてはお得ですが、
一時金として払うお金を用意するのが大変です。

 

あまりにも大変な場合は、
あくまでも保険は安心料なので補償内容を簡素にする、
契約期間を短くする、
といった方法で支払金額を減らして下さい。

 

 

②地震保険を付帯する場合、期間が分かれる

 

火災保険は最長10年間の契約が出来ますが、

 

地震保険の契約は最長5年となっています。

 

火災保険の契約期間を5年以内にするのであれば、
地震保険の契約期間も合わせる事が出来ますが、
そうでない場合は、契約期間がどうしてもズレてしまいます。

こればかりは、どうしようも出来ない事です。

 

  • 手続きが若干手間になるが、
    火災保険と地震保険の契約期間を合わせない。
    (例:火災保険10年、地震保険5年)
  • 若干トータルの保険料が上がるが、
    火災保険と地震保険の契約期間を5年で統一する。

 

この2つのパターンからどちらかを選んで下さい。

 

ちなみにですが、
地震保険が必要かどうかの議論もあります。

 

しかし、

 

2011年3月の東日本大震災
2013年4月の淡路島地震
2014年11月の長野県神城断層地震
2016年4月の熊本地震
2018年6月の大阪北部地震
2018年9月の北海道胆振東部

 

最近の大きな地震だけでも、
1,2年に1度は日本のどこかで必ず起きています。
比較的地震が起きにくいと言われている所でも、
大きな地震が起きています。

 

 

2018年は震度6強以上を観測し、
甚大な被害をもらたした地震が2回も起こりました。

特に9月に起きた北海道胆振東部では、
北海道で初の震度7を観測しました。
前々日に台風21号という史上最強クラスの台風が通過した後で、
大規模な土砂災害や道路の陥没、何棟ものの家屋の倒壊、
死者41名という未曾有の被害となりました。

更には、北海道全域というかつてない規模の大規模停電も衝撃的でした。

 

 

この事実だけでも、
地震保険には加入すべきだと私は考えています。

これら全ての家屋・家財への被害は地震保険でないと、
補償されません!

日本に住む限り、
地震と無縁で生きる事は不可能です。

 

 

 

最後に

 

火災保険は、
賃貸物件であれば、不動産仲介業者から、
入居の手続き時についでのように加入させられると思います。

 

しかし、
持ち家では、
自分で必要な補償内容を考え、
必要だと思う保険料や期間を設定しなければなりません。

あくまでも保険は安心料です。
何でもかんでも付帯すれば良いものでも、
高い保険料を支払うものでもありません。

 

正しい知識や、
自分に適性な保険や補償を知ることで、
ご自身と家族に丁度いいものが必ず見つかります。

 

火災保険の申し込みはこちらの記事も参考にしてください


あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。