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家を決める期間はどれ位?住宅購入の流れに沿って解説します!

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この記事は約 12 分で読めます。

こんにちは、桐生(きりゅう)です。

 

 

家を買うまでには、
物件の選定から、
不動産屋・銀行との契約、
不動産登記と
何かと時間がかかります。

 

この記事では、
家を買おう!と思ってから、
実際に購入するまでに、
どれ位の期間がかかるのかを、
引き渡しまでの流れに沿ってご説明します。

 

 

私の場合は、
情報を集め始めたのは早かったのですが、
最初は買う気があまり無かったので、
実際に家を買うまでにかかった期間は、
トータルで4年位でした。

 

これが長いか短いかで言えば、
かなり長い方になります。

 

 

大手住宅情報サイトのHOMESさんの調査での一例を紹介します。

 

「漠然と住み替え・購入を考え始めた時期」が、
実際に住み替え・購入を行った2年以内という人が、
中古マンション、新築マンション、新築分譲戸建の3グループで、
半数以上になっています。

 

一方で、
中古戸建、注文住宅のグループでは、
5年以上前から検討をしている人が最も多い結果になっています。
これは、
物件数や良い土地の少なさが主な原因なのかなと感じます。

 

このアンケート結果をみると、
流通数の多い物件(中古・新築マンション、新築分譲戸建)は、
比較的早く購入を決める人が多く、
流通数の少ない中古戸建てや探すのが難しい土地を伴う注文住宅は、
長期的に探す人が多いようです。

 

 

ところで、
この「買う」という行為についてですが、
どの時点で「買った」事になるかは、
意見が分かれるかもしれません。
この記事では、
売買契約を締結し、
住宅及び土地の代金を支払い、
家の引き渡しを行った事とします。

 

 

 

●物件を決めるまでの流れ

 

物件を決める為に多くの人は、
インターネットで物件情報を検索したり、
不動産業者へ出向き物件情報を探してもらったりします。
その後の流れは、希望する物件の種類によって変わります。

 

 

中古マンションの場合、
仲介している不動産業者と共に実際の物件の見学をします。
賃貸物件の見学と感覚としては似ています。
若干違う所は、
居住者がいる場合は居住者立会で見学が行われる場合が多い事です。

 

新築マンションの場合、
未完成物件であれば、
物件の近所にモデルルームが用意されているので、
そこへ見学へ行きます。
完成物件であれば、
物件の1室がモデルルームになっているので、
そこへ見学へ行きます。

 

新築分譲戸建ての場合、
未完成物件であれば、
同じハウスメーカーの似たような物件を見学します。
完成物件であれば、
その物件そのものを見学します。

 

この3種類の物件は私も実際に経験しました。

 

中古マンションは、
居住中であれば実際の生活が想像できますが、
空室の場合、掃除もされておらず汚く見えることが多かったです。

 

新築マンションは、
有料オプションも付いたモデルルームなので、
とても良く見えるように作られているので注意が必要です。

 

新築分譲戸建は、
見学する物件が全て家具等何も無い状態での見学になります。
部屋がとても広く感じました。

 

 

中古戸建の場合は、
基本的に中古マンションと同じ流れになります。
ただし、地域にもよりますが、
中古マンションと違い物件数がとても少ないです。
中古マンションの場合は半日で数件見学に回る事も可能ですが、
中古戸建の場合は難しいと思います。

 

注文住宅の場合は、
まず、土地を探すところからスタートします。
まず、これが難しいのです。
なぜなら、土地の情報というのは最初は一般に公開せず、
業者間での取引がされるからです。

 

この辺りの詳しい話は別の記事で説明しますが、
注文住宅を立てようと思っても、
自分が納得する地域に、
土地がなかなか売りに出されないという現実があります。
これが注文住宅が時間がかかる最大の要因だと思います。

 

実際に、私の知り合いも注文住宅を建てるのに、
土地を探すだけで2年程かかったそうです。

 

土地が見つかったら、
今度は土地の購入の手続きや、
土地の分のローン(つなぎ融資)の審査があったり、
住宅の設計の打ち合わせがあったりと、
非常に時間がかかります。

 

望む物件が決まるまでは、数ヶ月~数年かかります。

 

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●物件が決まったら

 

購入する物件を決まったら、
住宅ローンの事前審査に入ります。

 

仲介業者等との売買契約が先と思われるかもしれませんが、
実際には、
住宅ローンの手続きと売買契約をほぼ同時進行で行います。

 

住宅ローンの事前審査自体は、
数日~1週間程度で結果が郵送されてきます。

 

 

事前審査が通ったら売買契約を締結します。
売買契約の締結には3~4時間かかると思っておいて下さい。
契約者が全員揃う必要があるので、
夫婦でローンを組む場合は二人で契約をしに行く必要があります。

 

我が家もそうでしたが、
子連れの場合、
おもちゃやジュースも用意してくれますが、
子供が狭い部屋で長い時間飽きずにいる訳もなく、
なかなかにしんどい思いをしました。

 

 

売買契約書を締結したら、
住宅ローンの本審査に入ります。
住宅ローンの本審査の結果は2~4週間と、
事前審査に比べ長期になります。

 

 

なぜ、この順番かと言うと、

 

・売買契約の締結の為の不動産業者内での決済に、
住宅ローンの仮 審査が通っていた方が有利。

・住宅ローンの本審査の提出書類に、売買契約書が必要。

 

この2つの理由で、
ほぼ同時進行しなければいけないのです。

 

 

ちなみに、売買契約の解約特約に、
「期日までに住宅ローンの審査が通らなかった場合」
というものがあり、
手付金が全額返済されて契約を破棄することが出来ます。

 

わざと落ちるのはダメだけど、
正規の手続きをしても審査が通らないのは仕方がない、
という事でこのような特約があります。

 

私は今の家の前に契約した家で、
ローンの本審査が通らなかった事があります。
しかも2回も!
そういった場合や、
ローンの審査そのものに時間がかかり、
期日に間に合わないという事がよくあります。

 

その場合どうするかと言うと、
期日延長の差入書を追加します。
簡単に言うと、契約期日の延長ですね。
不動産業者も売上を簡単に手放す程のんきではありません。

 

 

 

●住宅ローン本審査通過後

 

住宅ローンの本審査が通過したら、
いよいよ家の引き渡しです。

 

本審査通過後から、
家の引き渡しまでの期間は
住宅の状況によってまちまちです。

 

家が既に住める状態、新築であれば完成済み、であれば、
不動産仲介業者と銀行と調整し、引き渡しの日を決めます。

 

私のように、
住宅ローン本審査通過時に、
家がまだ完成していない状態ですと、
引き渡しまでの期間は、契約関係でのやり取りは特にありません。
渡しの場合は、4ヶ月近く間が空きました。

 

 

しかし、
住宅ローンの審査を別の銀行に出して、
より良い条件を引き出したり、
火災保険の検討をしたり、
引越し業者の手配をしたりなど
やることは意外と多いです。

 

 

引き渡しの日は、
水曜日以外の平日の午前中が多いです。

 

これにも理由があり、
多くの不動産仲介業者は水曜日が定休日になっており、
引き渡しの手続きは銀行で行われるため平日で、
引き渡しの手続き後に行政書士さんが、
不動産登記の手続きを行うために午前中に、
引き渡しの手続きが行われるのです。

 

日にちの調整はある程度してくれますが、
時間の調整はあまりしてくれません。

 

 

 

●最後に

 

家を買うまでの流れは以上のようになります。

 

ざっとまとめると、

 

・土地・物件を探す
⇒数週間~数年
・住宅ローンの事前審査を通す
⇒1週間前後
・不動産仲介業者と売買契約をする
⇒半日
・住宅ローンの本審査を通す
⇒2~4週間
・家の引き渡しを受ける
⇒半日

 

このようになります。

 

 

家を買おうと思ってから、
実際に引き渡しまでの期間は、
1年弱~数年かかると思っていた方が良いでしょう。

 

特に、物件を決めるまでに、年単位で時間がかかる場合もあります。

 

しかし、
一生の買い物ですから、
物件選びには時間を掛けるべきだと思います。

 

 

あなたと、
あなたの家族全員が納得し、
良いと思える物件は必ずどこかにあります。
誰かと競争をするわけではないので、
焦る必要はありません。

あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。