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こんにちは、桐生(きりゅう)です。
家を買う時にほとんどの方が検討するもの、
それが住宅ローンです。
しかし、
住宅ローンについてどんな事を知っていますか?
今回は、住宅ローンについて、
どこで借りれて、
どんな特徴があるのかを見ていきます。
●住宅ローンはどこで借りれるの?
住宅ローンと聞くと、
銀行を思い浮かべる方が多いと思いますが、
それだけではないのです。
銀行にも、
都市銀行や地方銀行、ネット銀行、信用金庫など
複数の種類があります。
銀行以外で住宅ローンを借りれる所として、
住宅金融支援機構やJAなどの
ノンバンクがあります。
●住宅ローンを借りる場所によって何が違う?
次に、
それぞれの借入先の大まかな違いを見てみましょう。
このまとめは、
2018年7月現在の大まかなカテゴリー分けをして、
一般的な特徴を、まとめたものになります。
実際の銀行や借入機関によって個別の状況は変わります。
借り入れ前に、必ずご自身で確認して下さい。
①大手銀行
いわゆるメガバンクと言われる銀行で、
全国に支店が多くあり、
対面でやり取りがしやすいのが最大のメリットです。
また、ローン審査も早いことが多いです。
ローンの種類も多く、金利も地方銀行やノンバンクに比べると
低く設定されている事が多いです。
申し込み条件や審査内容は厳しいと言われています。
例:三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行など
②ネット銀行
多くは実店舗を持たない、または都内数店のみという、
基本的にインターネットでやり取りをする銀行です。
インターネット環境さえあれば、全国どこでも利用できます。
他の金融機関と比べて、
諸費用が少なかったり、金利が低かったりと、
費用負担が少ないのが最大のメリットです。
ただし、対面でのやり取りが無い分、
融通が効かず、審査から融資実行まで時間が必要だったり、
自分で提出書類を全て用意するなどの手間もかかります。
金利の低さに反比例し、
申し込み条件や審査内容は最も厳しいと言われています。
例:住信SBIネット銀行、じぶん銀行、楽天銀行など
③地方銀行
それぞれの地方にしか無い事が多い、地域密着型の銀行です。
私は最終的に地方銀行から借り入れをしました。
その理由は後ほどお話します。
窓口となる支店数が少なく、
近所にお店がないと訪問が手間になりますが、
申し込み条件や審査内容は緩い傾向があります。
また、メガバンクにはない、
独自のサービスが用意してある場合があります。
ただし、
諸費用はメガバンクとほぼ変わらず、
金利はメガバンクより高い事が多いです。
例:琉球銀行、千葉銀行、神奈川銀行など
④信用金庫
銀行と違い、営利を目的としておらず、
地域社会の利益を優先している金融機関です。
営業地域には管轄があり、活動地域が限定的ですが、
個人事業主などの銀行では中々審査が通りにくい人でも、
融資してもらいやすいという特徴があります。
しかし、金利は高めに設定されているようです。
⑤住宅ローン専門金融機関
ここは、銀行ではなく、
住宅ローンの貸し出しを専門とする金融機関です。
インターネットでの手続きも可能ですが、
実店舗もあり、
住宅ローンのアドバイスや借り入れの相談、手続きもしてくれます。
銀行の場合は、
住宅ローンの引落しは原則その銀行口座が必要ですが、
住宅ローン専門金融機関の場合、
手持ちの口座を選ぶことが出来るのも特徴です。
例:ARUHI、日本住宅ローンなど
⑥JA(JAバンク)
全国の農協が運営する金融機関ですが、
他の借入機関にない特徴として、
ここから住宅ローンを借りるためには、
農協の正組合員か准組合員である必要があります。
正会員は農業従事者しかなれませんので、
一般の方は出資金を出して準組合員になる必要があります。
審査が緩いと言われていますが、
火災保険のJA共済への加入、
JAバンクからの公共料金引き落とし、
これらが義務になっており制約があるのが注意点です。
⑦財形住宅融資
一部の企業に限られますが、
「財形制度」という制度が会社にあれば利用できます。
制度のある企業等に勤務している人が、
財形貯蓄を1年以上続け、
申込日前2年以内に財形貯蓄の預入れを行い、
申込日における貯蓄残高が50万円以上ある
などの要件を満たすと利用できるローンです。
金利は低水準なのがメリットです。
しかし、5年固定のみの取扱なので、
6年目以降に金利変動リスクがあります。
⑧自治体融資
地域内に居住中または勤務先がある人に対して、
独自に住宅ローンを提供している自治体もあります。
一般の住宅ローンよりも条件が良いことが多いです。
しかし、
最近は自治体の財政状況が厳しいところが多いため、
制度を取りやめたり、規模を縮小する自治体が増えてきています。
自治体によっては、
「融資」はしておらず、
「補助金」や「給付金」を
制度として用意している場合もあります。
お住まいや勤務先の自治体に、
利用できる制度はあるか、
問い合わせをしてみると良いかもしれません。
大まかに分けてこのような借入先と特徴があります。
どこが良い悪いではなく、
ご自身に合った借入先を知り、選択する事が重要です。
再度お伝えしますが、
このまとめは、
2018年7月現在の情報で
借入機関を大まかなカテゴリー分けをして、
一般的な特徴をまとめたものになります。
実際の銀行や借入機関によって個別の状況は変わります。
借り入れ前に、必ずご自身で確認して下さい。
●おすすめの住宅ローンの借り方は?
今からお伝えする方法は、
私が実際にやった手法です。、
複数の住宅ローンを検討する必要があり、
若干面倒ではありますが、
借入額を増やせたり、金利を下げられる効果があります。
まず、
家の契約を確定させるために、
まずは不動産仲介業者の紹介の銀行で、
住宅ローンの本審査まで通します。
住宅ローンの本審査をまず一つ通すのは、
詳しくは別の記事でお伝えしますが、
契約の解約条項に、
住宅ローンの本審査が期日までに通る事があるからです。
一つ本審査に通ると、
それが基準になり、
他の借入機関と交渉が出来ます。
私は、
地方銀行(不動産仲介業者の斡旋あり)
↓
ネット銀行(借入額+100万円)
↓
他の銀行・ネット銀行等へ審査をかける
↓
地方銀行(最初に本審査が通った銀行)
このような流れで、
複数の金融機関に審査を出しました。
そして、
ネット銀行での結果を受けて、
最初に通した地方銀行と不動産仲介業者を交えて交渉し、
ネット銀行と同じ条件にしてもらいました。
当初の借り入れ金額だと、
引越し後に貯金がほぼ無くなってしまい、
その後の生活でなにかあった時に心配でした。
しかし、
実店舗があり、
何かある場合に相談に行ける地方銀行が、
条件をネット銀行に合わせてくれたので、
最終的に最初に紹介された地方銀行に決めました。
一つの金融機関で審査が通ったからといって、
もう何もしなくて良いや
と考えるのではなく、
複数申し込みと審査を通して
より良い条件を選べる環境を作る事が大切です。
●最後に
住宅ローン=銀行
というイメージが強いですが、
意外と多くの場所で住宅ローンの取扱があります。
私もそうでしたが、
数箇所住宅ローン審査に落ちると、
自分には家を買う資格は無いんだ。。。
と落ち込む事があります。
しかし、
視野を広げて見ると、
借りやすい金融機関
金利のやすい金融機関
相談のしやすい金融機関
色々な選択肢があります。
必ずあなたに合った金融機関があるはずです。
あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。