住宅ローンの仮審査の期間はどれ位?なぜ契約前に必要なの?

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こんにちは、桐生(きりゅう)です。

 

家を買おうと不動産仲介業者に行った時、
まだマンションにするか戸建にするかも決まっておらず、
予算これ位で考えているんですけど、、、

 

という状態の時に、

「とりあえず仮審査だけ通しておきましよう」

と言われました。
それも複数箇所の金融機関にいっぺんにです。

 

 

その時は、そういうものなんだと思いましたが、
今思い返すと、
これは家を契約するのに必須の行為だったのです。

 

実務的には、
家の売買契約の前に住宅ローンの事前審査を通す事が必須なのです。

 

なぜそんな事が必要なのでしょうかね?
そして、
そんなに簡単に住宅ローンの事前審査を出せるのでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えすべく、
住宅ローンの仮審査の必要書類、
住宅ローンの仮審査期間、
なぜ家の契約前に仮審査をする必要があるか
について述べます。

 

 

 

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住宅ローンの仮審査の必要書類は?

 

住宅ローンの仮審査で必ず必要なものは
「本人確認書類」「物件情報」
くらいです。

 

金融機関にもよりますが、
収入の確認に必要な「源泉徴収票」や「確定申告書」、
他に借り入れはありませんでしたが、「借入残高の証明書」などは、
私が出したいくつかの金融機関の場合は不要でした。

それらの数値はおおよその金額で大丈夫です。
正確な数字は本審査の時に見られるので、
そこから大きく違いがなければ問題ないようです。

 

不動産仲介業者を通して申請をする場合は、
金融機関指定の用紙に記入し、
運転免許証などの本人確認書類のコピーを取るだけで、
大丈夫です。

物件情報は不動産仲介業者が用意して提出してくれます。

 

ただし、
申込用紙は基本的に全て手書きです。
申込用紙の記入欄が小さいこともあり、

複数の金融機関に出すと、
何度も何度も同じことを書く必要があるので、
けっこう疲れます。

 

 

ネットバンクの場合は、
必ず用意するものはありません。

専用フォームに入力をするだけです。

 

こちらも複数の金融機関に出すと、
何度も似たような情報を入力する必要があります。

 

同じような入力項目が多いので、
予測変換などの機能を使うと、
少しは入力が楽になります。

 

 

複数の金融機関へ申し込みをすると、
何度も同じことを繰り返す必要がありますが、
住宅ローンの仮審査を行うハードルは、

思っているよりもとても低いのです。

 

 

 

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住宅ローンの仮審査は最短当日?

 

住宅ローンの仮審査の結果は、
ネットバンクで最短当日
実店舗でも長くても一週間程度で出ます。

なぜこんなにも早く結果が出るのだと思いますか?

 

仮審査では、
本審査に回す最低条件を満たしているかの確認しかしていないからです。

機械的に判断しているだけです。

 

なので、
先程お伝えした通り、
必要書類がほとんど無いのです。

 

もちろん実際の審査内容や判断基準は、
各金融機関ごとに違います。
A銀行でダメでもB銀行でOKというのはよくある事です。

 

 

また、
私が体験した事で、
「判断保留」
という結果がありました。

 

これは、
本審査に回してみないと何とも言えない
というとても曖昧な回答です。

 

恐らくある条件は満たしていたが、
別の条件がボーダーラインギリギリだったのだと思います。
完全にダメならば事前審査でも通りません。

 

事実、
いくつかのネットバンクでは、
事前審査を出してその当日中に否認されました。

 

担当者同士である程度のやり取りが行われる実店舗よりも、
完全に機械的に判断をするネットバンクの方が、
結果にはシビアであると言えます。

 

 

 

契約前に住宅ローンの仮審査を通す事が必要な2つの理由

 

実務的には、
2つの理由から契約前に仮審査を通しておく事が必須のようです。

家探し・決定

住宅ローンの事前審査

売買契約

住宅ローンの本審査

という流れになります。

 

この「実務的には」と言うのが曲者で、
実際に住宅ローンの事前審査を通さずとも
住宅購入の売買契約は出来ます。

それが普通の流れのようにも思えます。

 

しかし、
実は家の購入の契約を締結するにも、
不動産仲介業者側で稟議を通しているようです。

この契約者は本当に家を買う意志があるのか?

という事を見ているようです。

 

ちゃんと買う意志がありますという証拠に、
住宅ローンの審査をすでに進めています。

そういう意思表示を(仲介業者の内部的に)示す意味があります。
これが一つ目の理由です。

 

 

もう一つの理由が、
契約者に対して心理的に契約から逃げられないようにする為です。

 

家を買う時には、
当然ながら売買契約書を締結する必要があります。

売買契約書の中に、
住宅ローンに関する項目があります。

 

不動産仲介業者によってフォーマットは違うと思いますが、
「○○銀行にて住宅ローン申し込み予定(事前審査通過済み)」
というような文言が組み込まれています。

 

実際の売買契約書や重要事項説明書を見て、
本当に契約をするかどうかを決めることが出来るのですが、
実際にはこの一文があることにより、

あぁ、もう契約は進んでいるんだ

と思ってしまうものです。

 

若干程度あれば、
契約書や重要事項説明書を読んで「ん?」となっても、
契約を中止させられないように抑止力として機能させています。

 

 

つまり、
不動産仲介業者から
上司へとお客への2方向への牽制として、
契約前に住宅ローンの事前審査を済ませるのです。

 

 

 

最後に

 

私が最終的に事前審査を出した金融機関は7つです。
その中で事前審査が通ったのが3つ、
保留が1つでした。

落ちた3つは、メガバンクとネットバンク2行です。

 

厳しいと言われている所で落ちているので納得ですが、
ネットバンクは本審査を通った所もあります。

金融機関によって判断基準がかなり異なるようです。

 

 

ちなみに、
契約書に記載されているからといって、
最終的にその金融機関で住宅ローンを借りる必要はないので
安心して下さい。

 

私は最終的には契約書に記載のある金融機関から
住宅ローンを借りることになりました。
しかし、かなりギリギリまで、
別の金融機関とどちらにするか悩んでいました。

 

私の場合決め手になったのは、
金融機関の店舗がすぐ近くにあった事でした。

契約書に記載があるとかは全く覚えてもいませんでした。

 

その辺りは不動産仲介業者も承知の上で、
最終的にどこを選んでも構いませんよというのが、
基本的なスタンスのようです。

先に事前審査を通すのは、
契約を円滑に進める手段だということですね。

 

 

 

あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。