マンションでのエアコン追加設置:承認手続きと費用のポイント

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マンションの購入

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こんにちは、桐生(きりゅう)です。

猛暑や厳しい冬の寒さを乗り越えるため、エアコンは欠かせない家電となりました。ここでは、マンションでエアコンを追加設置する際の必要条件や手続き、代替案についてご紹介します。

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マンションのエアコンシステムの仕組み

エアコンは、内部と外部のユニットから構成されており、壁を通る配管でつながっています。両ユニットには熱を移動させるための熱交換器が備わっています。

夏場は、室内ユニットが暖かい空気を吸収し、配管を通じて外部ユニットへと運びます。そこで冷却された空気が室内に戻され、余分な熱は外に放出されます。冬場も基本的な仕組みは同じです。

 

マンションでエアコンを設置するための2つの主要条件

 

エアコン設置には、内外部ユニット、配管、排水ホースが必要です。マンションでの設置に必要な条件は以下の通りです。

配管パイプ用の穴

壁には配管、電線、ドレンホースを通すための穴(エアコンスリーブ穴)が必要で、通常は天井近くにあります。

室外ユニットの設置スペース

設置場所は以下の条件を満たす必要があります。

  • 水平に設置できる屋外スペース
  • 周囲に十分な空間が確保できる場所
  • 熱風や冷風が周囲に迷惑をかけない位置
  • 排水の問題がない場所
  • 雨や直射日光を避け、風通しが良い場所

通常、室内ユニットの近く、特に設置された壁の外側に設置されます。バルコニーや廊下が一般的です。エアコンの効果に影響するため、十分な通気のためのスペースが必要です。室外ユニットの後ろには最低5cm、前方には20cm以上のスペースが求められます。内部ユニットも同様に一定のスペースが必要です。

 

マンションでエアコン設置する際の電気設備チェックポイント

 

マンションでエアコンを設置する際には、「配管用の穴」と「室外機の設置スペース」が基本条件となりますが、それだけでなく電気設備についても注意が必要です。

専用エアコン用コンセントの確認

一般的な家庭用コンセントとは異なり、エアコンには専用のコンセントが必要です。この専用コンセントは、形状や電圧、電流が通常のコンセントとは異なります。

エアコンは他の電化製品に比べて多くの電力を消費するため、安全のために専用コンセントが設置されていることが望ましいです。
この専用コンセントは、通常のコンセントや電気器具とは独立してブレーカーに直接接続されています。
分電盤に「エアコン用」と記載がある場合、専用コンセントが存在する証拠です。専用コンセントを使用しない場合、ブレーカーの落ちるリスクや感電、火災の危険があります。専用の回路やコンセントがない場合は、資格を持つ電気工事士による工事が必要であり、必要に応じてブレーカーの交換や増設が必要になることがあります。

 

アンペア数の確認

エアコンの正常な運転には、機種によって異なるものの、一般的に40アンペア以上の電気容量が必要です。分電盤で電気容量を確認し、契約電流が30アンペア以下であれば、容量の見直しが必要です。また、配電方式には100Vのみ利用可能な「単相2線式」と100Vと200Vの両方が利用できる「単相3線式」があり、家庭用エアコンの設置には「単相3線式」が条件となります。分電盤に3本の線(赤、白、黒色が一般的)が引き込まれていれば、「単相3線式」であり、エアコン設置に問題はないことが確認できます。

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築年数による設置の可否

新築マンションの場合、リビングや寝室を含む全ての居室でエアコン設置が可能な設計がなされていることが多いです。電気容量も通常50アンペア程度で、エアコン専用のコンセントや回路も設けられています。しかし、築年数が経過した中古マンションでは、エアコン設置を想定していない部屋がある可能性がありますので、全ての居室で設置が可能かどうかは事前に確認が必要です。

新築でのエアコン設置については、こちらの記事も参考にして下さい。
新築でエアコン設置のタイミングはいつ?我が家はこうした!

 

マンションでのエアコン設置における許可の手順

壁への穴あけには管理組合の承認が必要

マンションでエアコンを設置または増設する際には、壁に配管用の穴を開ける必要がありますが、これを行うには管理組合の承認が必須です。

マンションの壁は共有部分に該当し、区分所有者全員の共同財産とされています。

そのため、壁に穴を開けるためには、管理組合の許可を得る必要があり、これは集会での特別決議によって決定されます。
賛成票が区分所有者および議決権の4分の3以上であれば承認されますが、必ずしも許可が下りるとは限りません。
また、壁だけでなく開放廊下やベランダも共有部分であるため、許可なく作業を行うことはできません。無断で穴を開けた場合は、原状回復を求められることがあります。

壁の構造調査が求められる

管理組合から許可を得たとしても、壁に穴を開ける作業は簡単ではありません。
エアコンの穴を開ける前に、壁が構造壁でないかの確認と、壁内の鉄筋の位置を調査する必要が。
構造壁と雑壁の違いは専門家による判断が必要で、鉄筋コンクリート造りの壁には鉄筋が入っており、これを傷つけないように位置を特定する必要があります。
鉄筋の位置を確認するにはX線探査などの非破壊検査が必要で、これには費用が発生します。

ビルトインエアコンの設置は制限あり

ビルトインエアコンは室内の見た目をスッキリさせる利点がありますが、新たに設置するのは困難です。

既にビルトインエアコンが設置されている場合は、交換することは可能ですが、新規に設置する場合は天井の構造によって制約があります。

直天井の場合は天井裏に空間がなく、エアコンの埋め込みができません。
二重天井の場合でも、必要なスペースや専用の配線を確保することが難しく、新規設置は難しいことが多いです。

 

マンションでのエアコン設置が難しい場合の対策

エアコン設置に必要な条件を満たせない場合でも、代替となる冷房方法がいくつか存在します。主な選択肢としては、ウインドエアコンやポータブルクーラーがあります。

壁に穴を開けることなく、専門業者の設置作業も必要ないウインドエアコンやポータブルクーラーは、設置が難しい場合の有効な解決策です。

ウインドエアコン

ウインドエアコンは窓枠に取り付けるタイプの冷房装置で、比較的簡単に設置できます。
ただし、開放廊下側など外観に影響が出る場所に設置する際は、管理組合の許可が必要な場合があります。

ポータブルクーラー

ポータブルクーラーは水の気化熱を利用して冷却する装置で、加湿・除湿・空気清浄機能付きのモデルもあります。ハンディタイプはコンセントから電源を取るため、どこにでも設置可能です。
ただし、排気ダクトを窓に取り付ける必要があるタイプの場合、防犯上の懸念があるため、夜間などは窓パネルを外して鍵をかける必要があります。

 

マンション選びにおいてエアコン設置の可能性を考慮する

エアコンを設置するのが難しいマンションの場合、壁の検査や設置に関する費用や手間がかかる可能性があります。そのため、家族構成の変化、在宅勤務への移行など、生活スタイルの変化に対応できるよう、部屋の使い方を考慮することが大切です。

また、将来的なリフォームの可能性も念頭に置き、マンション選びを行うことが重要です。

結論としては、マンションにエアコンを設置するには、壁に配管用の穴を開ける作業、室外機設置スペースの確保、管理組合の承認、壁の構造調査などの手間と費用がかかります。
これらを踏まえ、将来の生活スタイルの変化やリフォームの可能性を考慮して、マンションを選ぶことがポイント!

 

あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。

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