マイホームは子供の学区選びから!家を決める前に考えること

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住む場所の選び方

この記事は約 9 分で読めます。

こんにちは、桐生(きりゅう)です。

 

お子さんがいる場合、住む場所を決める際に重要になってくるのが、「小学校の学区」です。

一度学区が決定してしまうと、それを変更するのは難しいです。

小学校を公立にする場合、学区選びは家選びの最重要項目と言っても過言ではありません。

  • 我が家も保育園の同級生がどれ位いるか
  • ここの学区はどういう小学校・中学校なのか
  • 子供を行かせたい小学校なのか

という視点を持って、家選び、住む場所選びをしました。

最近は「公立小移民」という言葉も生まれました。

これは、レベルの高い公立小学校の学区に引越しをする人たちを指す言葉だそうです。

 

レベルの高い公立小学校の学区は、親の学歴や年収が高く治安も良い地域が多い、という認識が強いために人気が高くなっています。

こういった地域は、需要が多いために物件の資産性も高くなりやすいです。

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なぜ学区選びが重要なのか?

まず大前提として、小学校を公立にするという事で話を進めます。

仮に私立に進学となれば、親が送り迎えが出来ればどの学校にどこから通っても構いませんので、住む地域を限定する必然性は低くなります。

では、公立の小学校はどこに通っても変わらないのか

そんな事はありません!

学習のカリキュラム(指導要綱)は同じでも、小学校によって、学校設備、教育内容、課外活動、生活指導、これらの内容や取り組み方、力の入れ方は大きく違います。

実際に、私の子供が通っている小学校は数年前に建て替えを行った事もあり、学校そのものがキレイで設備も整っています。
その一方で学校の歴史そのものは古く、会社のパートさんがこの小学校の卒業生で、「この小学校は昔から厳しいことで有名だった」という話を聞いていました。

近隣にも小学校は数多くあり、子供の保育園の同級生は4つの小学校に分かれて進学しました。

私の子供が通う学校、
最も主要駅や商店街に近い学校、
市内一番校を掲げている小学校
中学校が隣接している小学校

それぞれ特色が違います。

住いの地域がどんな小学校の学区になっているかを調べるのは、「ガッコム」というサイトが便利です。

(別のタブに移動します)

どんな小学校かはその地域の出身者でないと分からないですよね。
今と昔とでは雰囲気が変わることもありますしね。

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また、私もそうですが、地元を離れ縁もゆかりもない土地で定住することになり、地域の情報がない状態で小学校を決める必要がありました。そういう時に情報を集めるのに便利なのが、口コミサイトです。

私が活用していたのは「みんなの小学校情報」というサイトです。

(別のタブに移動します)

小学校によって口コミの数が違いますが、保護者からの書き込みが多く、親目線での学校の印象が参考になります。

ただし、1つ注意点があり、この口コミの全てを真に受ける事はしないほうが良いです。

私の子供が通っている小学校の評判は、県内の平均以下が多いです。
が、実際に通わせている親からすれば、何も問題もなく感じています。
強いて言うなら宿題が多いくらいで、学校そのものの設備や方針、先生の対応には不満はありません。

口コミもそういう意見があるという捉えかたをした方が良いですね。

また、このサイトには中学校版もあります。中学校は高校受験にも影響があるので、この小学校からどの中学校に進学出来るのかも調べて、中学校の口コミも見ておいた方が良いです。

中学校となると、学習に力を入れていたり、特定の部活が強かったりと学校による特色はより強くなります。受験は最終的には本人の努力次第ではありますが、環境は大きい影響を与えます。

中学校版は、卒業生本人からの書き込みもあるので、より実態に近く参考になると思っています。

 

学区はいつ決定する?

学区の決定は市区町村が行います。

お住まいの市区町村から、通学区域の学校をお知らせする通知(入学通知書)が、秋から冬にかけて送られてきます。

我が家の地域では9月でした。

ところで学区を変更する事は出来ると思いますか?

地域によっては可能です。

その地域とは「学校選択制」を取り入れている地域です。

該当する地域の場合は、入学通知書と一緒に学校選択制に関する通知が送られてきます。

自治体内の学校であればどこでも選択出来る地域もあれば、今の小学校の学区と隣接している学区のみ選択可能という地域もあります。私の住んでいる地域は後者でした。

しかも、どの学校も定員がいっぱいで受け入れ不可という状態です。
実態として、学区の選択は出来ない状態でした。

こういったこともあるので、やはり行かせたい学校の学区内で、住む場所を選ぶのが一番だと思います。

 

学区選びから見る家選びのタイムリミットは?

9月位に通知が送られて来るとしたら、入居のタイミングは8月中がリミットだと思います。

そこから、家を買う計画を逆算して考えてみましょう。

完成物件と仮定して、

  • 住宅ローン審査を通すのが1~2ヶ月前
  • 住宅の契約がその3週間~1ヶ月前
  • 家選びに3ヶ月~半年かかる

とすると、どんなにスムーズでも1月中には家探しを始める必要があります。

実際には、望み通りの家が見つかる保証もなく、住宅ローンがすぐに通る保証もありません。

未完成物件、特に大規模マンションだと、契約から入居まで1年以上あるのはザラです。

また、仮にこのスケジュールだと、引越しがかなりバタバタで相当しんどいものになりそうです。

遅くとも予定の1年前、子供が年中の夏には動き始める方が良いと思います。

 

最後に

実は、ここまで紹介した以外に、学区を変更させる裏技が3つあります。

 

1つは転校を伴うような場所に家を探す事です。
逆転の発想で制約を外す訳ですが、自治体との交渉にはなりますが、4月以降に居住する地域の小学校への入学は可能だと思います。

実際の手続きについては、今住んでいる自治体と引越し先の自治体に問い合わせてみないと何とも言えません。しかし、4月以降に入居となると、本当に子供を転校させることになってしまいます。

私自身は転校をしたことがなく、また子供にも転校をさせたいとは思っておらず、子供を転校させることの影響がどれほどのものかは計り知れません。

そうなると個人的にはオススメ出来る方法ではないです。

 

2つめは、近くに親族が住んでいる事が前提ですが、その親族の家に子供が住んでいる事にする。
という手があります。

住民票上で子供の居住地を親族の居住地にするのです。

実はこの方法は私の子供の同級生が使った方法です。実際に住んでいる家の近くに、ご両親が住んでおり、そちらの学区の小学校の方が色々と都合が良かったので、そういう方法を取ったそうです。

実際にやると、通学が大変だったりもするようで、問題がないことも無いようですが、概ねこの方法を取って良かったという話を聞いています。

 

3つ目は、家を買う前に学区内に引越してしまう方法です。

賃貸で構わないので、とにかくその小学校の学区内に引越しをしてしまって、家さがしはその学区内でじっくりと取り組むという方法です。

この方法は家を焦って買う必要がなくなり、条件を熟考出来るのが最大の利点です。
しかし、家探しの範囲が極端に狭くなるので、場合によっては物件そのものがほとんど無くなる可能性があります。

 

いずれの方法でも、ご家族全員に無理のない方法を選ぶ事が大切だと思います。

あなたの本当の目的は「家を買うこと」ではなく、「幸せな生活を送ること」のはずですから。

 

あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。