引っ越しても小学校はそのまま。学区外でも子供は転校しない!

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住む場所の選び方

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こんにちは、桐生(きりゅう)です。

 

小学生の子供がいるご家庭で家を検討している場合、
最大の問題の一つになるのは小学校の学区ですよね。

学校を転校させたくない!
今の学校から変わりたくない!

第一条件として、そういった希望を持つことは当然です。

 

同じ小学校の学区内にいい家が見つかれば良いのですが、
探せる範囲が狭いので、
地域によっては非常に物件数が少ないです。

学区外の地域になら、いい物件があるのにな

ということは、
特に学区が細かく分けられている地域ではよくあります。
私が住んでいる地域もそうです。

 

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小学校の学区外へ引っ越しは出来る?

 

それでは、
既に学区が決まっていたり、お子さんが小学生の場合、
学区外に家を買うことは諦めなければならないのでしょうか?

 

そんな事はありません!

 

前提として、
通える範囲への引っ越し、かつ、お住まいの役所との相談にはなりますが、
基本的には学区外への引越し=即転校ではありません。

 

今回は、
学区外に家を買うことのリスクの確認から、
実際に学区外へ引っ越すことはできるのか?
そして、見落としがちなポイントについて解説しています。

 

学区の選び方はこちらの記事も参考にしてください。

マイホームは子供の学区選びから!家を決める前に考えること
マイホームの最も重要な条件の1つに子供の学区問題があります。一度決定してしまうと変更は難しいので、事前にどんな小学校・中学校に通わせたいかを決めてから住む地域を選ぶ必要があります。マイホーム探しは子供の学区を選択するところがスタートと言えます。

 

 

小学校の学区外に家を買うリスク

最初に、
小学校の学区外に家を買うリスクを把握しておきましょう。

  • 子どもが転校しなければならない可能性がある
  • 転校しなくても小学校が遠くなり親の負担が増える
  • 不要な噂が流れる可能性がある

ざっくりとこのような事が挙げられます。
1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

 

子どもが転校しなければならない可能性がある

 

詳しくは後述しますが、
これは学区外ですので当然考えられるリスクです。
しかし、世の中には転勤で引越しをされる方も多くいられます。

引越会社の調査では、
引っ越しそのものは子供に大きな影響は与えないという結果も出ています。
子どもは引越し後に新しい友達を作ったり、
学校に慣れようとする方向に早々に気持ちを切り替えるようです。

 

もちろんお子さんの性格やこれまでの環境にもよるでしょうが、
親が心配するほど子どもにとっては深刻な影響では無いのかもしれません。

 

 

転校しなくても小学校が遠くなり親の負担が増える

 

家が学区外にあるという事は、
家と小学校の距離が遠くなります。

そうなると、
親がある程度登校に付き添わなければならなくなる可能性が高くなります。

 

私の住んでいる地域では、
基本的には小学生は集団登校です。
しかし、学区外だと集団登校に加われず、
親が毎朝学校まで送るということがあるようです。

数ヶ月間であったり、
通勤方向と同じであれば良いのですが、
負担は大きいと言えます。

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不要な噂が流れる可能性がある

 

あまりあってはならない事ですが、
子どもが転校することにより、

実はイジメがあったんじゃないか
トラブルに巻き込まれたのでは?
夜逃げかも??

などという根も葉もないうわさが立つ可能性があります。

 

噂は噂なので、それほど気にする事ではありません!
しかし、噂好きの人は一定数いるので、そういう事もありうるという事は頭に入れておく必要があります。

 

転校せずに小学校の学区外への引っ越しは出来るのか?

結論から言うと、

転校をせずに学区外へ引っ越すことは可能であることが多いです!

 

実際には、お住まいの各自治体の判断によるところが大きいのですが、必ずしも転校をする必要はありません。

 

もちろん引越し先から通えるという事が前提ですが、
その学年の最後まで、又は、卒業まで
同じ学校にいることが出来ます。

どちらかになるかは、お住まいの地域の判断によるところになります。
私が調べたところ、卒業まで同じ学校に通える地域が多いようです。

 

子どもが通学する学校は住民票の登録地で判断されます。

学区外に転居し市役所で住民票を移す際に、
新住所の学区への「転入学通知書」が発行され、
新しい学校に転入学することになります。

このときに、
転入学させずに継続して今の学校に通わせたい場合は、
教育委員会に申立書を提出します。

その申立が認められれば、学区外通学が出来るようになるというわけです。
ちなみに、申立が認められない事はほとんど無いようです。

中には、小中学校の管轄部署へ書類を提出するだけでも大丈夫な地域もあるようです。
詳しくは地域の役所に確認してください。

 

実際に、私の住んでいる場所はちょうど学区の境目なのですが、学区内の近所に新築物件が出来ました。
そのご家庭の子供が通う学校は私たちの子供とは違う小学校です。
元々、隣の小学校の学区内にお住まいだったのでしょうね。

 

中学生になれば学区が広がる

もうひとつ忘れてはいけない視点があります。

中学校になったら学区は広がります。

 

多くの場合、中学校は複数の小学校の学区が一つになります。

小学校の学区外でも、中学校の学区内である可能性はあります。
それを把握した上で、家探しをすると、検討する範囲は広がります。

小学校の学区だけが全てではありません。

 

転校した場合でも、数年後には旧友と再開できたり、転校しなかった場合の親の負担も、数年間だけのものになる可能性は高いです。

 

小学校の学区外で家を探す場合、
それはどこの中学校の学区なのだろう
という視点を持つと、選択肢が広がっていきます。

 

 

 

最後に

私も子供の転校を伴うような引っ越しを検討することになったら、非常に悩みます。

せっかく出来たお友達と半強制的に別れさせる事になりますし、環境がガラッと変わることは子供のトレスになると思いますから。

基本は小学校の学区内でじっくり時間をかけて探し、中学校の学区内も検討範囲にいれておくというスタンスが基本的には良いと思います。子供が小学生の場合は慎重すぎる位に、じっくりと時間をかけるべきです。

そして、買おうと検討している家に、誰がどれ位の間住むのかを考えた方が良いです。

小学校6年間
中学校3年間

子どもが指定された学校へ通うのは、最長でも義務教育の9年間です。

 

それではあなたは買った家に何年間住み続けますか?

 

それを考えると、何を優先させるべきかというのが少し変わってくると思います。

 

確かに、学区外への引っ越しで負担が増えて、大変な思いをすることもあることでしょう。
それを乗り越えるのも家族の大切な時なのかもしれませんよ。

 

小学校の選び方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

公立小学校の選び方!入学前に調べる方法がこちらです。
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