不動産屋の営業がしつこい!少し怖い業者の体験とその対処法

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こんにちは、桐生(きりゅう)です。

 

家の購入を考えた時に、
避けては通れないのが、
不動産仲介業者の対応です。

 

もちろん人によりますが、
基本的に不動産仲介業者はしつこいです。

 

私も今の家を買うまでに、
何人もの不動産仲介業者と話をしたり、
営業を受けたりしました。

 

中には、
本当にもうやめてくれと思った事も何度かあります。

 

 

今回は、
そういった私の体験談や、
不動産屋に対する対処法を教えます。

 

 

 

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なぜ不動産営業はしつこいの?

 

そもそも、
なぜ不動産仲介業者の営業はしつこいのでしょうか?

 

簡単に言うと、

 

売る商品(家)の単価が高いからです。

 

売る商品=家です。
当然ですがマンションでも戸建てでも、一生に一度の買い物と言われるほど高価ですよね。

 

そして単価が高いと言うことは、
不動産仲介業者の懐に入るお金も多くなります。

 

特に新築物件は仲介業者に入る手数料が多いですし、
売れ残り物件は売りにくいので、
何とかして買ってもらおうと必死なのです。

 

ちなみに仲介手数料は、
宅地建物取引業法によって上限金額が定められています。
その計算方法は、

 

仲介手数料=売買金額×3%+6万円+消費税

 

となっています。

 

 

仲介業者はこれを売り主(現段階で不動産を所有している業者)と
買い主(あなた)の両方からもらえます。
(これはいわゆる「両手物件」と言います)

 

仮に、
2020年8月に4,000万円の新築物件を買ったとすると、
仲介手数料は、

 

(4,000万円×3%+6万円+消費税(10%))×2= 277.2万円

 

となります。

 

 

1件家を売るだけで、会社としてこのくらいの売上になります。
逃せばそれまであなたにかけた営業経費(人件費や見学時に使った車代など)が丸々損失になるのですから、当然会社としても必死になり、売れーとハッパを社員さんにかけることに。

 

また、社員さんからしても、多くの不動産仲介業者はインセンティブ制度を導入しているので自分のお給料に直接影響します。
先程の物件の場合を例に出すと、インセンティブ率が5%だとすると約14万円、10%だとすると約28万円ものボーナスがもらえる事に!
月の給料がこんなに増えるんだったら、必死になる気も分かりますね。

 

これらが不動産仲介業者の勧誘がしつこい主な理由です。

 

 

少し余談ですが、
『仲介手数料無料』を謳っている仲介業者もあります。
そういう業者は、買い手(あなた)からは仲介手数料を取りませんが、売り主(現段階で不動産を所有している業者)からは、しっかりと手数料をもらっています。(「片手物件」と言います)

 

家が中々売りにくいので、こういった『手数料無料』で安く見せて、数を売る方法を取っている仲介業者も少なくありません。

 

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私が体験したしつこい不動産営業

 

実際に私が体験した、
しつこい不動産仲介業者の行動を3つ紹介します。

 

 

毎週末にマンション見学のお誘い

 

これは、
戸建を検討する前の、
「今の年収だと現実的に中古マンションしかないんじゃない」
と思っていた時の事です。

 

よくショッピングモールにテナントとして入っている、
不動産仲介業者でした。

 

私個人としては、
家を買う事は、それほど乗り気でなく、
妻が買い物ついでにちょっとどんなのがあるか見てみよう
という軽いノリで物件を見せてもらったら、
あれよあれよと、次の日曜日に物件見学に行くことに。

 

中古マンション4件を見学後、
微妙な反応をしたら、

 

火曜日には、
『似た物件探しましたよ~』
と物件情報が送られてくる。

 

木曜日には、
『今週はどこの物件を見に行きましょうか?』
と電話。

 

「いやいや、毎週はちょっと。。。」

 

と返したら、

 

『それじゃあ、来週は?再来週は??』

 

ととにかく予定を抑えようとしてきました。
2回は付き合いましたが、まだ子供も小さかったですし毎週はいくらなんでもキツイので、

 

「いい物件がこっちで見つかったら連絡しますので、もう連絡してこないでください」

 

とお伝えしました。
その後も何度か着信がありましたが、申し訳無いのですが、出ないようにしていたら、連絡が来なくなりました。

 

ちなみに、
この不動産仲介業者、まだ見学だけで物件の候補すらない状態で、
『銀行の事前審査だけ通しておきましょう!』
と大手銀行2行に事前審査を出させられました。
結果は【承認】と【留保】でしたが、
住宅ローンってこういうものなんだという経験にはなりました。

 

それだけだと思っていたら、
後々今の家を買う時に、
住宅ローンをどこで借りるか問題でとても参考になりました。
この時に【承認】だった銀行が、
私達に取っては審査が通りやすい銀行だったので、
今の家を買う際に住宅ローンの融資先として指定しました。

 

そういう意味では、
全部が全部無駄ではなかったと後には思います。
が、当時は大変な思いをしました。

 

 

夜10時に訪問

これは、
今の家を買う一つ前に検討していた、
契約破棄をした戸建ての時の話です。

 

その時は、
住宅ローン審査に、フラット35と地方銀行と連続で落ち、
私も不動産仲介業者の焦っていました。

 

当時は、
買おうと思っていた家の間取りが理想的で、
地域的に考えると値段は控えめで、
これ以上ない物件だと思っていました。
なので、どうしても欲しかったのです。

 

住宅ローンの否決が出る度に、
不動産売買契約書の特約の
【期日までに住宅ローン審査の承認が下りなければ、
手付金等発生せず契約は破棄される】
部分の期日を伸ばす覚書に自筆し押印したり、
別の住宅ローンの申請書類を書いていました。

 

その中で、
住宅ローンの申請書で1点押印漏れがありました。

 

不動産仲介業者から
『今から行ってもいいですか?』
と電話があったのが夜の8時半。

 

「いやいや、もう遅いので勘弁してください。
明日じゃダメなんですか?」

 

『でも、今やれば明日の朝一で銀行に持っていけるので!』

 

と聞かず、家に来たのが夜の10時。

 

この行動にはさすがに怒りました。

 

当時、上の子が5歳、下の子が1歳でした。
家の見学も家族で行っているので、
こちらの家族構成は分かっています。

 

にも関わらず、
夜の10時に家に来ました。

 

この行動も、この家を買うのをやめるきっかけの一つになりました。

 

普段物腰が柔らかくあまりガツガツ感が無く、少し抜けている感があって憎めない系の人だったのですが、それでもこういう事をするのかと、少し怖くなったのを覚えています。

 

 

毎晩、夕食時に訪問

 

これが一番酷く、今でも時々思い出しては辟易とするのですが、

最初に家を検討し始めた、もう7年以上前の話になります。

 

当時住んでいたアパートに、
最初は飛び込みでマンションの営業に来たようで妻が対応しました。

 

私が仕事から家に帰った時に、
玄関先で何やら話をしていて、
聞くと、
『近所に子育て世代向きのマンションを建てたので、検討されてはどうですか?』
という話でした。

 

『時間も遅いので』
と言うと、
「また明日来ます!」
と返すのです。

 

当時は私もこういうのはよく分からず、
話を聞いてしまいましたが、
翌日には上司の方を連れてきて、

 

  • 他社と違ってうちは大手から分かれた会社だからいい物件だ
  • 今買わないともったいない
  • 持ち家じゃない子供はかわいそう

 

という話を毎日のように来て、
玄関先で1時間近く話をしていきました。

 

今考えれば、
不安を煽るだけのトークで中身はありません。
当時子供は2歳でしたが、
そんな小さい子がいる家に毎日夕飯時に訪問するというのも、
お客の事など何も考えていない証拠でした。

 

近所だと言っていたのに、
実際の物件は隣駅の線路を挟んだ反対側。
子供が近くの保育園に通っていて、
自転車で送迎しているので、
そんな遠い所の家は買えないと伝えたのですが、

 

『大丈夫、これくらいなら通えますよ!』

 

と聞く耳持たず。

 

結局、こちらが根負けして、
日曜日に見学だけ行くことにしました。

 

仲介業者の車でマンション見学へ行き
当時住んでいたアパートからマンションまでは20分程かかりました。

 

その時点で、この物件は無いな、と感じました

 

なので、
見学自体もただ見るだけ。
全く心に響きませんでした。

 

帰りの車で、
「やっぱり、こんな遠い物件は保育園に通えないので無理です」
と伝えた所、

 

お前、今買わなかった事、必ず後悔するぞ!

と半ば捨て台詞のような事を言われました。

 

本当に、
この業者から買わなくて良かったし、
買っていたら心から後悔したことでしょう。

 

全ての不動産仲介業者がこのような、
ひどい対応をするわけではありません。
ご自分に合った良い仲介業者さんと出会える事を祈っています。

 

 

 

しつこい不動産営業に対抗するには?

 

これは、

 

はっきりと断る

 

以外に無いと思います。

 

 

特に、合わないなぁと感じたら、

 

なるべく早い段階でお断りをする方が良いです。

 

私が経験した3つの事例では、どれもそこそこ長く付き合ってしまったから、しつこく営業を受けてしまいました。

 

これが、

最初から見学をお断りする
話を聞くのは1回だけ
家を買う地域を決めてそれ以外は話も聞かない

こういったルールを自分の中にもっておけば、
防げた事も多いなと今では感じます。

 

 

 

最後に

 

家を買う時に、
不動産仲介業者を使わないという事はほぼありません。

 

不動産仲介業者は基本的に営業がしつこいし、
ガツガツであったり、
不安を煽ったりして、
何とか家を買わせようとする人は多いです。

 

不動産仲介業者とは、
半年から数年の長い付き合いになります。

 

あくまでもビジネス上の付き合いと、
冷めた関係にしてしまっても良いですが、
出来れば相性の良い不動産仲介業者が見つかると良いですよね。

 

ある程度は、
向こうも仕事なのだからと割り切って対応し、
ちょっと合わないと思ったら、
お断りしてしまうのも手です。

 

 

また、
家を買った後も不動産に関する補修や設備について、
たびたびしつこい営業を受ける事があります。

先日も太陽光発電パネルのしつこい営業を受けました。
その時の事を記録したのがこちらの記事になります。
https://buy-myhome.jp/solar-power-business/

 

不動産を持つという事は、
ある程度こういう業者から狙われるという事を覚悟し、
それに対抗する事も必要になりますね。
 

 

あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。