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こんにちは、桐生(きりゅう)です。
家を買う時に検討する住宅ローン。
一言で住宅ローンと言っても、
いくつか種類(金利タイプ)があります。
それぞれ特徴があり、
どれを選択するか非常に悩みますよね。
ここでは住宅ローンの金利タイプ別に、
それぞれのメリット・デメリットを簡単にまとめ、
私のオススメする金利タイプを紹介します。
●住宅ローン金利の種類にはどんなものがある
住宅ローンは大きく分けて3つの種類があります。
◆変動金利
◆一部期間固定金利(当初固定金利)
◆全期間固定金利
です。
更に一部期間固定金利は、
固定期間が、
2年、3年、5年、10年、15年、20年など
細かく分かれ、それぞれ金利が変わってきます。
それでは、個別に特徴を見てみましょう。
◆変動金利
メリット
・金利が安い
変動金利の唯一にして最大のメリット。
金利が一番安いのが変動金利になります。
金利が一番安いということは、
金利が変わらなければ、
総返済額が一番安く済むという事です。
デメリット
・金利が1ヶ月~半年毎に見直しされる。
・金利変動リスクがある
変動金利のデメリットは、
金利がどうなっていくか予測がつかない点にあります。
特に2018年7月現在では、
金利はかなり安くなっており、
「底」と言われる状態が続き、
これ以上下がる事はほぼ無いでしょう。
逆に言えば、今後金利が上昇するリスクが大きいのです。
以上から、
変動金利はハイリスク・ハイリターンと言えます。
◆一部期間固定金利(当初固定金利)
メリット
・一定期間の金利が固定
・固定期間が短いと金利が低い
金利が一定期間固定かつ優遇されているので、
その間の返済計画が立てやすく、
固定期間の選択によっては、
変動金利に近い金利の低さになります。
デメリット
・固定期間終了後は金利が上がる
・固定期間中は他の金利タイプに変更できない
固定期間の終了時に、その後の金利タイプの選択が出来ます。
しかし、固定期間の終了と共に金利の優遇も終了するので、
金利が上がります。
また、固定期間中に金利が変動しても、
別の金利タイプに変更できない事が多いので、
もっと有利な金利が出てきても変更が聞きません。
以上から、
変動金利と固定金利のいいとこ取りのようにも見えますが、
悪いとこ取りになる可能性も秘めていますので、
注意が必要です。
◆全期間固定金利
メリット
・金利変動リスクがない
全期間固定金利の最大のメリット。
支払額が変わらないので、
生活設計が立てやすい
デメリット
・金利が他の金利タイプに比べ高い
・変動金利よりも金利上昇のタイミングが早い
基本的に一番金利の高い金利タイプになります。
月々の支払額が高い傾向があります。
また、一番市場動向の影響を受けやすいので、
金利が変動しやすいという特徴があります。
住宅ローンの金利は、
ローン実行時の金利が適用されるので、
他の金利タイプより申込時と違う金利になる可能性が高い。
以上から、
全期間固定金利は、ローリスク・ローリターンと言えます。
●結局、どれを選ぶ方が良いの?
これまで、
住宅ローンの種類と特徴を見てきましたが、
結局は何が良いのでしょうか?
ズバリ!
『全期間固定金利』
これが一番オススメです!
オススメの理由は、
ローン返済の全期間において返済額が変わらない為、
生活設計が立てやすい事にあります。
特に、2018年7月現在では、
安い金融機関であれば、
金利が1%を少し上回る程度なので、
金利負担額もそれほど多くはありません。
多くの人が家に求めているのは安心や安定だと思います。
どうしても他の金利タイプでは、
金利が安定しないリスクが伴います。
多少の金利が高くなっても、
ローンの支払額が変わらないのは、
生涯設計や生活の安定に繋がります。
●実際に私の選択は?
実際に私が今現在選択しているローンの種類は、
『変動金利』
です。
先程オススメと言った「全期間固定金利」とは違うのですが、
これには以下の3つの理由があります。
①なるべく早く原本部分を減らしたい
②毎月の支払いを抑えたい
③金利の変動を見ている
①なるべく早く原本部分を減らしたい
住宅ローンは金額が多く、
返していく時間が長いのが特徴です。
その特徴故に最初は金利部分の支払いがほとんどです。
ローンの支払額が同じ場合、
変動金利の方が固定金利よりも金利が安い分、
原本部分の額が多いのです。
②毎月の支払いを抑えたい
住宅ローンの借入金が同じでも、
金利が低ければ当然月々の支払額も安くなります。
③金利の変動を見ている
私はこのサイトを運営しているので、
おそらく普通の方よりも金利動向を気にしています。
金利の上昇し始める時に素早く反応できるように準備もしています。
しかし、
正直、しんどいです。
常にリスクを背負っているという実感があります。
今の所、ある程度安定的に低い状態が続いており、
金利が上昇する社会的要因も殆ど無いのですが、
実際に金利が上がっていない事を確認すると、
毎月ホッとします。
●最後に
どの金利タイプでもそれぞれメリット・デメリットはあります。
それらを把握し、
自分に合った金利タイプはどれなのかを選択する事が大切です。
一番やっていけないのは、
完全に無関心になること。
変動金利を選択した場合はもちろんの事、
固定金利だとしても、
借り換えや繰り上げ返済を行う事で、
総返済額を減らしたり月々の返済額を減らす事が出来るからです。
変動金利の場合はある程度頻繁に、
固定金利の場合は年に一度くらいでも構わないので、
金利の動向を気にすると良いと思います。
あなたが心から
「この選択をして良かった」
と思える未来を迎えることを心から願っています。